日本株は大幅下落する可能性が残っている

震源地はやっぱり「買われすぎている」あの国

日本は当面は問題が少ないものの、「巻き添え」をくらう可能性が残っている(写真:vichie81 / PIXTA)

内外市場が、どうもすっきりしない。一方的に株価が下落し続けているわけではないが、かと言って上昇基調を明確にしているわけでもない。米S&P500は5月14日(木)、15日(金)と、連日史上最高値を更新はしたが、これまでの高値水準をごくごく僅差で抜いたに過ぎず、NYダウは(これもぎりぎりではあるが)まだ高値を抜けていない。

いま世界のマーケットで起きている「2つのこと」

両者とも、チャート上は「保ち合い」に近い状態だ。ナスダック総合指数に至っては、4月24日(金)の終値ベースの高値から、下落基調へと、片足を踏み入れているようにも見える。

ここで、現在の世界市場の様相を、2つにまとめてみよう。なお、下記で挙げる2つの特徴は、どんどん強まっているというより、時折巻戻しも交えながら、「二進一退的」に進行していると言える。

(様相1)欧米で、株価下落と長期国債価格の下落(利回りの上昇)が、同時に起こる局面が目立った。

(様相2)これに加えて、米ドルが独歩安の様相をじわじわと強めている(したがって、米国株価軟化、米債券価格下落と合わせて、米国で「トリプル安」がしばしば生じている)。

米ドルは、対円で見ると頭が重い、といった程度だが、対ユーロでは1ユーロ1.05米ドル近辺から1.14米ドル台へと、明らかに下落している。

次ページ「2つの市場の行き過ぎ」とは何か?
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