20年で9630万貯めた45歳「絶対しない節約法」3選 結婚よりFIREを選んだ彼が語る「深すぎる境地」

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ミニマルな考えは、家に対しても同じだ。「なるべく自由に暮らしていきたい」というのが根底にあるから、住まいや土地からも自由でいたい。どこかに定住するよりも、夏は北海道、冬は沖縄で賃貸生活してみたり、海外で長期滞在用ホテルを借りたりしてみたい、そんなふうに考えているそうだ。

「私はもう一生分お金のことを考えたので、FIREしたらお金や投資についてつぶやくこともしたくないんですよ。お金から離れて自由でいたいです。数億円の資産を持っていてもさらに投資の話をするなど、お金について話したり考えたりするのが好きな人も多いと思うんですけど、私はちょっと感覚が違っていて。自由を求めるためにお金を貯めていただけなので、達成したらもうお金の話はしたくないと思っています」

Xで絶対仕事辞めるマンさんのお金に関するつぶやきを見られるのも、あと少しなのかもしれない。

節約は生きるための手段だった

絶対仕事辞めるマンさんにとって、節約とは何だろうか。

「弱い立場にある人間として、何とか生きていくための行動だったのかなと思っています。20代30代棒に振って節約して貯めたと話しましたが、でももし私が節約してなかったら仕事でメンタルをやられたときに本当に死んでいたかもしれないと思うんですよ。節約して貯めたお金が防御壁みたいになってくれて、それを心の支えにして何とか生きてこられたのかなと。だから本当に生きるための手段でした」

最後にお金を貯めたいと考えている人に向けて、アドバイスをもらった。

「まず、なぜ貯めたいのかはっきりさせることだと思います。必要性がなければ、貯めなくていいですよね。大谷翔平選手が活用していたことで有名なマンダラチャート(目標達成シート)みたいな感じで、目標を明確にして、それを達成するための具体的な項目を洗い出して、そこから理詰めで数値にも落とし込んでいくことが大切です。そうして戦略的に計画を立てていくのが、節約に限らずいろんなところで重要だと思います」(構成:横田ちえ)

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くらま 倹者の流儀/節約系ユーチューバー

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くらま / KURAMA

ファイナンシャルプランナーの資格を有する会社員。東京都内で一人暮らしをしながら、社会人1年目で奨学金約300万円を完済。4年半で貯蓄2000万円を達成する。その貯蓄術やお金のノウハウを発信するYouTubeチャンネル「倹者の流儀」が大きな話題に。自身の成功・失敗体験を踏まえた本音の教訓と、分かりやすい解説で、多くの支持を得ている。著書に『すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!』(KADOKAWA)がある。

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