20年で9630万貯めた45歳「絶対しない節約法」3選 結婚よりFIREを選んだ彼が語る「深すぎる境地」

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今は動画で学ぶスタイルの人も多いが、動画だと受動的な部分もある。本を買う行為自体が自分から学びにいく主体的な姿勢だからこそ、そこには違いがあるのかもしれない。

「私の時代は動画というより本でしたから。あとは動画って興味のあるところだけ見るけど、本って、嫌でも全然関係ないとこ読むじゃないですか。そういうのが後でいいことになったりするのかなと」

結婚を取るか、FIREを取るかで悩んだ30代後半

節約・貯金生活と、恋愛や結婚とのバランスのとり方は、節約家にとって気になる永遠のテーマだ。特に、結婚となると、何にどうお金をかけるのか、夫婦それぞれの考え方や金銭感覚をうまくすり合わせていかなくてはいけない。これだけ超ストイックな生活を続ける絶対仕事辞めるマンさんは、結婚をどう考えているのだろうか?

「ずっと強い目的意識で節約貯金生活を続けてきたとお話ししましたが、実は一度ブレたことがあります。それが結婚の話が出たときです。30代後半の頃、当時付き合っていた彼女と結婚の話になったことがあります。それまでは彼女にFIREを目指して貯金していることを言ったことがありませんでした。ケチな彼氏ぐらいに思われていたとは思うんですけど。結婚の話が出るなら、FIREの話をしないといけないなと思って伝えました」

あと数年で1億円貯まる、そしたら仕事を辞めたいと自分の希望を伝えた。しかし、それは彼女の価値観とは全く合わないものだった。

「男は働くもの、無職の旦那は絶対嫌だ、みたいな感じで、働き続けてほしいと言われました」

人の10倍、20倍のスピードでお金を貯めてきた。だから働かなくても、1億円持っていたら無職でも生活していくのに問題はないのでは、と絶対仕事辞めるマンさんは考えていた。しかし、彼女にとっては実際の貯蓄額よりも、働かないことが問題だった。

歩み寄り折衷案を探ることはできず、1億円貯めてFIREするか、働き続けて彼女と結婚するか、2つのどちらかを選ばなくてはいけなくなる。ここが大きな分岐点だった。

「少しFIREするのをやめようかなと思ったんですけどね。でも、私はそこまでの15年弱、ずっと一生懸命頑張ってお金を貯めてきました。結局最後はFIREを選んで別れました」

そこでもしも結婚していたら、と考えることはあるのだろうか?

カイジを経て、今ではハンチョウに感情移入(出所:絶対仕事辞めるマンさんX)
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