【推しの子】データが示すこれだけのアニメ効果 いくつもの「魅力」がアニメ化によって加わった

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若年女性を多く取り込めたポイントはどこにあるのでしょうか。図は、【推しの子】を「好き」と答えた人に魅力を聞き、それぞれの性年代で特徴的だったもののトップ5です。

性別や年代によって魅力を感じるポイントが全く異なり、若年女性は「かわいい」「感動する」「泣ける」というポイントに魅力を感じていることがわかります。一方で、30代以降になると「謎がある」「意外性のある」などが魅力として挙がっており、若年女性と比較すると作品との距離感がやや遠くなっているように感じられます。

若年女性に「刺さる」重要なキーワード

同年代の個性豊かなキャラクターたちが、困難にぶつかりながらも壁を乗り越えて成長していくストーリーが、感動や泣ける感情を搔き立て、加えて「かわいい」という要素が若年女性からの好感を得る大きな要因だったのではないでしょうか。「かわいい」と「感動」「泣ける」といったエモーショナルさは、若年女性に刺さる重要なキーワードなのかもしれません。

第2期の制作発表でまだまだ続きそうな【推しの子】人気。どのように変化していくのか、引き続き調査を続けます。

寺牛 友美 インテージ シニア・リサーチャー

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てらうし ゆみ / Yumi Teraushi

慶應義塾大学卒業後、集計・分析支援会社を経てインテージに入社。アニメ・マンガ・ゲームを主としたエンタメ業界における、マーケティング課題の解決を専門とし、国内最大規模のアニメ・マンガ・ゲームに関するパネル調査「IPファン-kit®」の企画~運用全般に従事

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