極寒の「北海道」と「コタツ」の意外すぎる関係 コタツ保有率は47都道府県で何位か?
とにかく北海道は、想像を絶する寒さ。その証拠に、家の窓際にジュースやビールを置いておくと凍ってしまうことがあるという。日本一寒い陸別町のスーパーでは、なんと冷蔵庫の中にヒーターがある。これがないと、その食材が凍ってしまうのだ。
北海道の小学校では、トイレに入ると便器の横に必ずエアコンが装備されている。体育館にはとにかくバカでかいエアコンがある。巨大な筒から突き出る等間隔の吹き出し口は異様な姿。その先から出る温風によりつねに室内が一定の温度に保たれている。子どもが半袖で動き回れるほどだ。
トイレ・体育館・教室など30を超える教室すべての暖房をコンピュータで管理し、暖房をつける場所や時間を設定し、極力、ムダを省く努力をしているが、それでも光熱費は月になんと120万円。北海道民は寒さ対策のためには大金を惜しまない。
家にいながら眼鏡が作れる
大金を掛けて暖かくした部屋からなるべく出たくない北海道民向けには、南方の地域では考えられないようなサービスがある。自宅にいながらにして、オーダーメイドのワイシャツや眼鏡を作ってくれる出張サービスがあるのだ。眼鏡の場合は、視力検査からフレームまですべて自宅にいながらできる。
それを裏付けるようなデータがある。北海道は全国の宅配飲食系の登録件数で大都市の東京、神奈川に次いで第3位なのだ。寒さにおびえる北海道民は、暖かい部屋でぬくぬくと過ごすことが、とっても幸せなのだ。暖房器具が進化した北海道では、コタツはただ邪魔なだけなのかもしれない。
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