「いま急いでアリババ株を売る必要はない」

ニケシュ・アローラ副会長語る

 5月11日、ソフトバンクのニケシュ・アローラ副会長がロイターのインタビューに応じた。写真は都内で記者会見に臨む同氏。11日撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - ソフトバンク<9984.T>のニケシュ・アローラ副会長は11日、ロイターとのインタビューで、30%超出資している中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>株の今後の取り扱いについて「孫正義社長はアリババの成長に自信を示しており、急いでアリババ株を売る必要はない」との認識を示した。

米ヤフー<YHOO.O>が、保有するヤフージャパン<4689.T>株の売却を含めて検討していることに関しては「現状の持ち株に満足している」と述べ、ソフトバンクが引き受けることに否定的な見方を示した。

関係筋によると、ソフトバンクが率いる投資家連合はインドのスマートフォン(スマホ)メーカー、マイクロマックス・インフォマティックス<IPO-MINF.NS>の株式20%を最大10億ドルで買収するため、交渉に入っているが、これについてアローラ副会長は「肯定も否定もしない」としてコメントを避けた。

ソフトバンクは11日、ニケシュ・アローラ副会長が代表取締役副社長に就く人事を内定したと発表した。6月19日開催の定時株主総会で正式決定する。

アローラ氏の英語での肩書は、チェアマン兼最高執行責任者(COO)となる。会見した孫社長はアローラ氏について「ソフトバンクの第2ステージに非常に大きな役割を果たす」と説明。その上で「事実上初めて、英文タイトルでプレジデントというタイトルを彼に与えるということは、それなりに重要な意味を持っている」として、「将来のことは今コメントすべきではないが、最重要な私の後継者候補であることは間違いない」と語った。

ソフトバンクは新体制を「ソフトバンク2.0」と位置付け、孫社長とアローラ氏のツートップ体制でグローバル展開を加速させていく。

 

(志田義寧 笠井哲平 編集:田巻一彦)

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