訃報を伝えたのはこささんの姉である塚口綾子さんだ。こささんのTwitter(現X)にはログインできなかったため、自身のアカウントに連投して報せる。葬儀はすでに親族のみで行ったこと、娘と息子を親族で引き取り、遺品整理も引き継ぐことなどが書かれていた。
娘と息子の生活拠点は東京に移った。塚口さんたち親族は休暇などを使って山形の吉田家に出向き、遺品の整理を続けている。
吉田家には正高さんの遺品とこささんの遺品が残されている。こささんの制作物は将来子供たちが判断できるようにできるかぎり残していくつもりだ。正高さんのものも子供に委ねるものはそのままにしたいが、そのための振り分けがまだ完了していない。塚口さんはこう語る。
「山形に置いておくと整理が進まないので、最低限“処分するもの”をこの夏に確定させ、残りは東京に場所を借りて移動させたいなと考えています」
前述のとおり、一括廃棄ならすぐに終わる。故人が残していったものにこれだけ多くの人が心血を注ぎ、時間をかけているのは、故人が残したものを尊重し、故人とのつながりを大切にしたい思いが生きているからだろう。
正高さんとこささんが何を感じ、何を考えていたのか。今に残るXから触れられるものは少なくない。
吉田正高@yoshidamasataka/X(Twitter) https://twitter.com/yoshidamasataka
『ある日突然オタクの夫が亡くなったら? 身近な人が亡くなった時にやるべきこと、起こること』(こさささこ著、KADOKAWA)
こさささこ@kosasasako/X(Twitter) https://twitter.com/kosasasako
こさささこ@kosasasakoesu/X(Twitter) https://twitter.com/kosasasakoesu
おもパン(こさささこさんのブログ) http://omopan.blogspot.com/
コンテンツ文化史学会 http://www.contentshistory.org/
塚口綾子@tsukaguchi/X(Twitter) https://twitter.com/tsukaguchi
塚口綾子さんのnote https://note.com/tsukaguchi/
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら