企業側も対応を変え始めている一面もあります。オンボーディングという言葉が人事では一般的になりました。これは、同じ船に乗り組む仲間として、研修や1on1などさまざまなコミュニケーション施策によって、きちんとチームに馴染んでもらう、という手法を指します。
企業もほしい人材像を具体的に提示する必要
また採用が売り手市場となる中で、企業もキャリアのロードマップをはっきり提示せざるを得なくなってもいます。具体的にいうと、どういう人材を募集していて、その業務によってどんなスキルが得られ、市場価値がどのぐらい上がるか。それらを提示していかないと、採用獲得競争に負ける恐れがあります。
繰り返しになりますが、若手人材の成長志向は高まっています。だからこそ、なおさら企業のサポート力が問われている、ということになるでしょう。
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ますぎ としひこ / Toshihiko Masugi
1961年東京生まれ。1986年ダイヤモンド社に入社、週刊ダイヤモンド編集部に配属。記者として流通、家電、化学・医薬、運輸・サービスなどの業界を担当。2000年に同誌副編集長。2006年より同社人材開発編集部副部長として研修教材や人材育成に関する書籍の編集を担当。2019年3月に退職し、現在フリーライターとして活動。編集を担当した主な書籍に『組織開発の探究』(中原淳、中村和彦著、ダイヤモンド社)、『ヤフーの1on1』(本間浩輔著、ダイヤモンド社)。ライティングを担当した書籍に『プロフェッショナル広報の仕事術』(高場正能著、日本経済新聞出版)などがある。
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