気軽に「食の教養をつけたいな」と思い立ったビジネスマンにオススメしたいのがお酒の教養です。お酒の話題は友人や同僚とだけでなく、世界中の人と楽しむことができます。
「でも、いったい何から始めればいいの?」という方も多いでしょう。
そういう方は、暑い季節にぴったりな、クラフトビールについて知ってみてはいかがでしょうか。
クラフトビールとは直訳すると「手作りのビール」。様々な小規模醸造所(ブルワリー)で、ブルワーと呼ばれる職人が情熱を込めて造ったビールを指します。造り手の顔が見える、個性的なビールと定義できるでしょう。
今はコンビニや近所のスーパーで、クラフトビールを手軽に買える時代です。毎週1本ずつでも新しい種類を試して、世界を少しずつ広げていきましょう。
「学習」を転移させる
このように、「クラフトビール」という1つのジャンルに絞って知識を広げることには、大きなメリットがあります。
その世界をざっくりと概観することで、違う世界の全体像を把握しやすくなるという点です。
たとえばクラフトビールをざっくりと知ると、「次は日本酒の世界をおおまかに調べてみよう」という気になるかもしれません。またクラフトビールとの違いや類似性を見つけることで、より日本酒を理解できるかもしれません。
さらにはシャンパン、ウイスキーなど様々なジャンルにまで、興味が広がっていくかもしれません。はたまた「お酒は、やはり苦手だ」という場合。ノンアルコール系のお茶やコーヒーなどについて調べたくなるかもしれません。
このように、「前に学習したこと」がその後の学習に影響を及ぼすことを、学習心理学の言葉で「学習の転移」といいます。
たとえば「サッカーを練習したことのある人が、その後フットサルを始めたら、比較的早く上達できた」「トロンボーンを吹いていたので、トランペットを少し練習しただけでうまく吹けるようになった」というような現象のことです。
自身の学習がどのように転移するかは、予想できませんが、まずは入り口として、代表的なクラフトビールを7種類覚えてみましょう。
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