大谷翔平がユニホーム売上で負けた唯一の選手 エンゼルスのマイク・トラウトは何位?

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ア・リーグ対ナ・リーグ 試合前、選手紹介で登場するア・リーグナインとタッチを交わす大谷(中央)(写真:垰建太)

オールスターゲーム出場、両リーグ最多本塁打、トレードの可能性、新契約の額などなど、最近は大谷翔平投手の話題でもちきりだ。ただ今シーズン前半、大谷がトップになれなかったことがある。ユニホームの売り上げだ。

現地10日、MLBとMLB選手会はオンライン公式ショップでの選手別ユニホーム売り上げランキングベスト20を発表。1位がブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手で、大谷は2位だった。

アクーニャはここまで打率3割3分1厘、21本塁打、55打点、両リーグ最多41盗塁を記録している。前半戦での40盗塁、20本塁打、50打点を記録したのはMLB史上初だ。これまで2度シルバースラッガー賞を受賞、4回オールスターにも選出され、今回最も多く得票していた。

さらにブレーブス自体の人気も高まっている。MLBによればブレーブスの選手が売り上げトップになるのは2010年にランキングが発表されるようになってから初めてだという。さらに8位にマット・オルセン外野手、11位にオースティン・ライリー三塁手、12位にオジー・アルビーズ二塁手と最多の4人がランクインした。

一方、ワールドシリーズ王者のアストロズではホセ・アルトゥーベ二塁手が5位で、他にアレックス・ブレグマンが9位、ヨルダン・アルバレス内野手が17位と、3人が入っている。

また現在ナ・リーグ西地区1位のドジャースも、ムーキー・ベッツ外野手が6位、フレディ・フリーマン一塁手が16位、クレイトン・カーショー投手が20位で3人がランクインした。

マイク・トラウト外野手は10位

エンゼルスでは大谷以外にマイク・トラウト外野手が10位に入り、11年のデビュー以降13年連続でランキング入りしており、その人気の高さを証明している。

今回のオールスターゲームでは負傷による変更はあったものの、14人の選手がランクインしており、やはりオールスターというタイトルどおりだったことも示された形だ。

またMLBは今回のランキングについてMLBの多様性が出ているとも強調している。トップ10のうち5人、トップ20のうち9人がアフリカ系アメリカ人かラテン系アメリカ人だった。さらに8人がアメリカ以外の生まれで、ドミニカ共和国とベネズエラ出身がそれぞれ2人、日本、プエルトリコ、キューバ、キュラソーがそれぞれ1人ずつとなっている。

ユニホームの売り上げだけでもいろいろなことがわかってくるものだ。

(渡辺史敏)

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