【後編】資産億超え投資家がNTTを永久保有する訳 12期連続の増配実績や、高い組織力が魅力だ

NTTの配当政策について
前編では私自身の投資歴の話や、NTT株がオワコン扱いされてきた背景、NTT株の「EPS(1株利益)」の推移についてお話ししてきました。後編では、「配当」や「永久保有性」「どの程度の水準なら買っていいか」についてお話ししていこうと思います。まずは「配当」について解説します。
企業が利益を生み出しても、それを株主に還元しなければ、投資家として恩恵を多く受けることはできません。その点、NTTは12期連続(今期で13期になる見込み)で増配している、株主還元に積極的な企業です。

HPには《株主還元に関する基本方針》がありますが、配当についての言及はシンプルで、「株主還元の充実は、当社にとって最も重要な経営課題の1つであり、継続的な増配の実施を基本的な考え方としております。」と、1行軽く書いてあるだけ。ただ、これはネガティブなことではなく、「それで十分」ということなのだと思います。それはなぜか。
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