単に本体が少し熱くなるだけならいいが、熱を持ちすぎると、パフォーマンスが低下するのはもちろんのこと、故障やバッテリー劣化の原因にもなる。実際、筆者も充電しながら数十分間、4K動画の撮影をしてみたが、本体がかなりの熱を持ち、画面のアニメーションがカクカクし始めた。
こうした事態になることを避けるには、熱を意識しながらiPhoneを使うといい。ここでは、そんな“スマホ熱中症”を避ける技を紹介していこう。
本体が熱を持ちすぎたときのデメリットは、冒頭で述べたとおり。一時的に動作が緩慢になってしまうだけでなく、故障や劣化の原因にもなるため、できるだけ温度は上がらないようにしたい。
とは言え、気温が上がるのは自然現象。日本にいる限り、夏に暑くなるのは避けられない。ただ、熱を持つのはユーザーの使い方によるところもある。代表的なのが、充電しながらの使用だ。
充電しながらゲームや撮影はNG
特にiPhoneでゲームをしていると、バッテリーがみるみる減ってしまうため、充電しながら遊ぶという人は少なくない。外出先で、モバイルバッテリーにつなぎなら動画を見るといった使い方も、よく目にする。
ただ、iPhoneのパフォーマンスを生かしたようなアプリは、CPUやGPUを限界まで使うため、熱を持ちやすい。さらに充電も、熱の発生源になる。条件が重なれば、本体を使用できないほどの温度になってしまう。
これを避けるには、充電しながらの操作をあきらめるしかない。バッテリーが減り始めたら、iPhoneを使わないすき間時間を使って小まめに充電しておくのが正解だ。
また、ワイヤレス充電はLightningケーブルを使った充電よりも熱を発しやすいため、特に気をつけたい。最近では、外出先での利用が可能なワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーも販売されているが、その際にはiPhoneを休ませておくべきだ。
熱を発しやすい機能やアプリを知り、それを回避するよう設定してもいい。
例えば、動画の撮影は本体が熱くなりやすい作業の1つ。特に、解像度やフレームレートが高くなればなるほど、iPhone側の負荷が大きくなる。4K、60fpsに対応しているiPhoneで撮影してみればわかるが、クーラーが十分利いた部屋でも本体が熱くなる。炎天下の屋外では、その状況がさらに厳しくなる。
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