本の中で、自分のアイデンティティを持つことの重要性やパートナーとの関係、個人の資金面の話などにも触れられているのも特徴です。
自分のアイデンティティについて考える手助けとして、「あなたは、自分がどういう人間なのか、何を大切にして生きて行きたいか、挙げてみよう」といった問いを章末に入れています。それにより、読者がこれからの人生を自分事として考え、深められる構成となっています。
自由と責任は表裏一体だが可能性は広がる
『16歳からのライフ・シフト』では、20歳の時の自分、30歳の時の自分、それ以降の自分を考えるヒントがいっぱい詰まっています。働き方だけでなく友人関係や家族関係などの展望を含めて自分の人生を考えていくことができます。
これからは今よりもリベラルな社会になると思いますが、自由と責任は表裏一体ですから自分で責任を取らなければならない。その意味では、厳しい時代となるかもしれません。
ただし可能性はぐんと広がります。学歴や性別、親の社会的地位に縛られず、より自分らしい人生をおくることができるのですから。100歳生きる時代ですから、失敗してもいくらでも取り返せます。自分の人生を、主導権を持って創り上げることができれば、面白い時代になると思います。
「社会」というのはあくまで概念にすぎません。一人一人がより良く生きることがより良い社会創造につながります。本書がそんなことに少しでも貢献できれば幸いです。
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