日経平均の当面のヤマ場は6月16日にやって来る 「一段高か、いったん下落か」の重要な局面到来

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6月14日発表のFOMC(連邦公開市場委員会)はもちろん重要。だが筆者がより注目するポイントはどこか(写真中央はジェローム・パウエルFRB<連邦準備制度理事会>議長、ブルームバーグ)

この連載(原則隔週月曜日の配信)では、あらかじめ日経平均株価が3万円手前のときから「3万円後の展開」を予想、一貫して「下げたら買い」だと訴えてきた。

3万円超の相場が実現して、ますます元気が出てくるところだが、まずは前回の記事「今回の『日本株大相場』はまだまだ先がありそうだ」(5月29日配信)前後からの、日経平均の推移をおさらいしよう。

今後も強気相場が続くのか

6月9日の3万2265円まで、この約半月では1349円(4.37%)上がったことになる。筆者は今夏相場の中で日経平均が平成バブル崩壊後の重要な戻り高値である1990年6月7日の3万3192円50銭を突破するとみているが、さすがにそこまでは到達しなかった。

一方、「下げたら買い」と訴えてきたわけだが、この間、どちらかというと個人投資家は持ち株を売ってきた。5月31日の前日比440円安、6月7日の同593円安、同月8日の同272円安はあったものの、結局なかなか株価は下落せず、あまり株価が下がらなかったため、買えずに売りっぱなしになっているようだ。

今回の局面での教訓をひとことで言うなら、再度買う場合はタイミングだけを考えて、あまり価格にはこだわらないことだ。今後の相場に生かしてほしい。

さて、相場は先週末9日の「メジャーSQ」(3カ月に1回到来する、先物とオプション取引双方の特別精算指数算出日)到来で「流れが変わる」ともいわれていた。だが、日経平均は結局SQ値(3万2018円)を上回る展開となり、今のところ、流れが変わる徴候は見られない。

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