居住者に内緒で親族が依頼してくることもある。イーブイとしては、本人の確認なしにモノをゴミだと判断することはできないので、そのような依頼は断っているという。
「熱量が合ってきたら、まずはちょっとずつ一緒に片付けていくのがいいと思います。あまりにも量が多い場合は、『アカン、もうしんどい』って限界が来ます。それから、『自分も立ち会うから1回業者を入れてみようか』と提案するんです。もしも依頼した業者が、いるモノといらないモノをきちんとわけてくれないようだったら途中で断ってもいいと思います」
責めるのではなく、一緒に前を向くこと
本件の依頼者である女性も、長い時間をかけた説得と家族会議を重ね、ようやくイーブイへの依頼に至った。動画の撮影は娘さん本人が望んだことだった。動画に残すことで、仮にまた散らかってしまったとしても、後に母が見返したときに再び片付けるきっかけになればという思いからだ。
そんな依頼の背景に、イーブイのスタッフたちも張り切った。
「本人たちがポジティブな方向に向かおうとしているっていうんですかね。テレビ番組でゴミ屋敷が取り上げられると、ワイプで『うわ~、汚い』とか言う人がいますけど、あれってネガティブじゃないですか。僕らが取り組んでいる活動はただのYouTuberではないので、ちょっと実ってきているなと思っていますね」
片付けられない相手をただ責めるのではなく、一緒に前を向いてあげるポジティブな姿勢が必要だ。
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