脳の力を100%使えるようになる「8:8:8」の法則 プレゼン前日は「しっかり寝る」ほうが成功する

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私も何度となく心が折れたことがありますが、その度に立ち直ることができたのは、「これは当たり前の状態なのか? 特別に不幸な状態なのか?」と自分の置かれている状況を「引きの目」で見る習慣が身についていたからです。

私は学生時代に、バイク事故で死にかけたことがあります。そのときに思ったのは、「人間はいつでも死ぬ可能性があるんだな」ということです。

それは、「感覚知」(人が体験で得られる感覚的な知識)として、つねに私の頭の中にしっかりとあります。

人間の死という、最高レベルの不幸な出来事すら、ごく普通に起こるのであれば、心が折れることなど、「起こって当たり前」と受け止められるようになったのです。

ネガティブな出来事は普通に起こる

『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』(クロスメディア・パブリッシング)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

私はつねに、「明日、死んでもおかしくない」と思って生きていますから、日常的に遭遇するネガティブな出来事など、ごく普通に起こるものだと考えています。必然というよりも、それが平常なことという認識です。

誰にとっても、ネガティブなことは平等に起こるはずですから、おそらく99%の人が心が折れそうになったり、弱気になったりを繰り返していると思います。

うまくいっているように見える人でも、その様子を周囲に見せないようにしているだけで、誰もが悩みを抱えているのが普通です。

どんな優秀な人でも、ネガティブな出来事に遭遇します。それを特別なことと思って過剰に反応するのではなく、「よくあること」と鷹揚に受け止めることが、仕事を短くやるためのマインドセットになります。

山本 大平 経営コンサルタント、F6 Design代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまもと だいへい / Daihei Yamamoto

2004年京都大学大学院修了後トヨタ自動車に入社。エンジニアとして新型車の開発業務に携わる。トヨタグループのデータサイエンスの大会で優勝経験を持つ。その後TBSへ転職。日曜劇場、SASUKEなど、注力番組のプロモーション及びマーケティング戦略に従事。アクセンチュアにて経営コンサルタントの経験を経て、マーケティング総合支援会社F6 Design創業。ChatGPTを含めたAIの利活用や経営に資するマーケティング戦略のプロ。アコーディア・ゴルフ執行役員CMO、DMM.make AKIBA戦略顧問、SCENTMATIC戦略顧問/CMOなど、大手からベンチャーまで数多くの企業の要職を歴任/兼任中。『トヨタの会議は30分』は初著書ながら10万部を突破。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事