仕事が早い人に共通する「メール送信」4つの習慣 「文章は短く」が原則、お礼メールは不要な例も

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限られた時間の中で、たくさんのタスクを片付けるためには、1つひとつの仕事を「短くやる」ことが重要なポイント(写真:kou/PIXTA)
時間はないのに、やることはたくさんある──。日本のビジネスパーソンは、たくさんのタスクを抱えて、追われるような毎日を送っています。限られた時間の中で、たくさんのタスクを片付けるためには、1つひとつの仕事を「短くやる」ことが重要なポイントです。
いったいどうすれば? 10万部突破のベストセラー『トヨタの会議は30分』の著者で戦略コンサルタントの山本大平氏が、新刊『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』をもとに、3回にわたり解説します(第1回)。

「すぐやる」より「短くやる」

限られた時間の中で、たくさんのタスクを片付けるためには、1つひとつの仕事を「短くやる」ことが重要なポイントです。

私が考える「短くやる」とは、瞬時に仕事をこなすことではありません。生産性を上げて、「結果」を出すための最短のルートをたどり、できる限り短い時間で、数多くのタスクを処理することをイメージしています。

いくら早く仕事を片付けても、そこに結果が伴わなければ意味がありません。1つの仕事を早く終えても、やることはたくさんありますから、ほかの仕事が遅くなったのでは、結果として何も変わらなくなってしまうのです。

結果を出すことを目指して、遠回りせず、無駄を削ぎ落とし、すべてのタスクの最短ルートを見つけ出していくことが、「短くやる」の核心となります。

仕事を早く終えるためには、「すぐやる」ことも大事ですが、「すぐやる」と「短くやる」には大きな違いがあります。

「すぐやる」が、「やる気を出す」というモチベーションの問題なのに対して、「短くやる」は、「効率を上げる」というテクニカル(手法)な問題ということです。「短くやる」ことは、気分や感情に左右されませんから、そのコツさえ理解してしまえば、圧倒的に仕事がはかどることになります。

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