味の素と大阪王将「冷凍餃子2トップ」を徹底解説 人気上昇中は「王マンドゥ」、大豆ミート餃子も

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2つめは大阪王将というブランド力。「餃子がおいしい店」というブランド力や知名度があることで、イメージしながら食べるとよりおいしく食べられます。

そして3つめは「フタなし」で焼けるという簡便性。一般的に、フタをすることで蒸されて餃子の皮もふっくらしますが、皮の水分量を増やし、油の粒子を小さくして羽根となる部分に入れ込むことで油はねを防止しているので、フタなしでも焼ける餃子を実現しています。

フタをして焼くとフタの裏側に油がべっとりついて洗いものも増えてしまうので、フタなしで焼けるのは手軽です。さらに誰が焼いても羽根が大きくきれいに焼き上がるのも特徴です。

新商品では牛肉のコクと豚肉の旨味がぎゅっと詰まった「極みの大粒 肉餃子」やトマトソースとチーズを添付した「羽根つきイタリアーノぎょうざ」など新たな商品も増えています。

味の素と大阪王将の2社の意外な共通項は、両社とも具材となるキャベツの日本一の生産地である群馬県内に巨大な冷凍餃子工場があること。

大阪王将は2022年に主力商品であるこの「大阪王将 羽根つき餃子」の製造ラインを導入した新工場(関東第三工場)を群馬県内に新設し、日本最大級の餃子製造工場となりました。餃子といえば宇都宮や浜松が有名ですが、冷凍餃子に関しては実は群馬が重要な拠点になっているのです。

大阪王将の冷凍餃子を製造する「関東第三工場」は日本最大最速級の餃子製造工場。同じ群馬県邑楽郡には味の素冷凍食品の工場もある(写真:イートアンドフーズ提供)

トマトやチーズのトッピングも

冷凍餃子のおすすめの調理方法ですが、メーカーは焼き方も含めて商品開発をしているので、一番はパッケージに書いてあるとおりの作り方が○。あと餃子が焦げつかないようにテフロン加工のフライパンを使うのがおすすめです。

さらには好みに合わせて焼き加減を変えていくといいかもしれません。

アレンジとしては、玉ねぎやチーズ、コチュジャンなどを加えて焼いて、韓国風に。餃子チーズタッカルビも筆者のイチ推しです。これからの季節なら、トマトをトッピングしてイタリア風にしたり、パクチーをのせてさっぱりとエスニック風にして食べたりしてもいいです。

角切りにしたトマトに粉チーズや酢、オリーブオイル、乾燥バジル、塩、コショウを混ぜ、焼いた餃子にかける(『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』より)
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