会社員はうんざりな「凡人」が起業する現実的方法 自分で「才能がない」と思っていてもチャンスあり

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堀田:フリーランスの編集者やライターさんと付き合っていますが、確かに楽な仕事には見えないです。自分が向いているかどうかもわからないし……どうすれば、自分の「天職」に出会えるものでしょうか。

福山:そればっかりは、「やってみなければ」わかりません。起業をすると決意したならば、選り好みせずに自分のできる仕事を受けまくるのが一番です。

新規事業で起業するなら

福山:そのビジネスに向いているか否かは、実際にやってみないとわからないというのが真実だと思います。「いいアイデアが見つからない」「スキルや知識が不足している」などとウダウダ言っていたら、いつまでたっても起業などできないし、自分自身の可能性にも気づけません。

人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください! (ASUKA BUSINESS 2274-8)
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堀田:そ、そうはいっても、やみくもにスタートを切るのはやはり不安で……。起業のアイデアを考えるうえでのアドバイスをいただきたいです!

福山:人は「自分(または自社)が、やりたい、けどできない、けどやりたいこと」(=困りごと)を解決してくれる商品やサービスに、お金を払いたくなるものです。困っているけど、自分(または自社)でできることは、お金になりづらいといえます。新規事業で起業するなら、その「困りごと」を発見することがスタートラインとなります。

堀田:どうすれば発見できるんでしょうか?

福山:ここに聞けば教えてくれます、なんて都合のいい話はありません。人は自分の「困りごと」を明確に意識しているわけではないので、そこが難しいところです。

潜在的に何に困っているのだろうか、と想像する力が必要です。ビジネスにおける困りごとは、使うお金に表れます。自分自身が何にお金を使っているのか見直してみましょう。それが、困りごとを発見するヒントになるでしょう。

福山 敦士 連続起業家/ビジネス教育研究家/香川オリーブガイナーズ球団代表取締役社長

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ふくやま あつし / Atsushi Fukuyama

1989年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業。新卒でサイバーエージェントに入社後、1年目からグループ会社の起ち上げに参画。25歳でグループ会社の取締役に就任。営業本部長を兼任。27歳で独立し、株式会社レーザービーム代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスを起ち上げ、28歳で東証一部上場企業の株式会社ショーケースにM&A。29歳で同社執行役員、30歳で取締役就任。2020年、営業支援会社のDORIRU(旧ギグセールス)をM&A。2023年、プロ野球独立リーグ香川オリーブガイナーズ球団をM&A、代表取締役社長に就任。慶應義塾高校、鎌倉学園高校で講師を務める。高校時代は甲子園ベスト8。著書累計13万部。3児のパパ。

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堀田 孝之 書籍編集者

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ほった たかゆき / Takayuki Hotta

横浜国立大学を「友だちができない」という消極的理由で中退後、日本映画学校を卒業。新卒で入社した編集プロダクションを失踪後、高層ビルの施設警備員を経て、出版社に転職。書籍編集者として100冊以上の本を手がけるも、会社員生活が苦痛で仕方がなく、独立起業を決意する。

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