「仕事がデキる人」に共通する2つの本質的なスキル どこでも通用する「ポータブルスキル」が重要だ

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もし自分の日本語が正しいかどうか心配なら、日本語を学ぶための本がたくさん出版されていますので、それらを活用して、ぜひ学んでみてください。もちろん、英語を使う環境で仕事をしているなら正しい英語、中国語が必須の環境なら正しい中国語が必要です。

仕事に向き合う姿勢とマナーを身につける

身につけたいのは、人から「信じるに足る人間だ」と思ってもらえる「仕事に向き合う姿勢とマナー」です。これも、トレーニング可能なある種のスキルです。

『読めば3年後の未来に先回りができる 入社1年目からの「働き方」』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

自らがマナーを身につけるために、まず、「あなたが信頼する人はどのような姿勢で仕事に臨んでいるか、またはマナーを身につけているか?」という問いに対する答えを考えてみてください。そうすれば、信頼できる人の条件が見えてきます。

例を考えてみてください。そうすれば、信頼できる人の条件が見えてきます。例えば、「時間を守る」「約束を守る」「やると言ったことは必ずやる」といった基本的なことはどうでしょう。これらができる人なら信頼できる可能性が高まるはずです。

また、「しっかりとあいさつをする」「しっかりとお礼をする」などは、信頼につながるマナーです。そして、信頼できる人が身につけている仕事に向き合う姿勢やマナーを挙げていけば、「自分に足りないものは何か」「自分はどこを直せばいいか」も見えてくるでしょう。

加えて上司や先輩から「信じるに足る人間だ」と思われることは、取引先からそう思われることと同じくらい大切です。なぜなら、上司や先輩たちは一緒に仕事をする仲間であり、自分に仕事を預けてくれる人だからです。彼ら・彼女らから「信じるに足る人間だ」と思われるために、「何を考えているのか」を知ることも重要です。

自分に仕事を預けてくれる上司や先輩はどういう考え方をするのかを理解し、自分に求められていることを想像して、信頼を勝ち得ていくといいでしょう。

田久保 善彦 グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

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田久保 善彦 / Takubo Yoshihiko

慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所を経て、現在グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長。経済同友会幹事、上場企業およびベンチャー企業外取締役等も務める。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、共著に『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』(東洋経済新報社)等、多数。

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中村 直太 グロービス経営大学院 教員

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なかむら なおた / Naota Nakamura

慶應義塾大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科修士課程(工学)修了。グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA)修了。株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア)で人材紹介事業のキャリアコンサルタントや事業企画(主にCRM/BPR)を経験後、グロービスに入社。経営大学院のマーケティング(学生募集)、名古屋校のマネジメント、新規チームの設立などを経て、現在は顧客コミュニケーション設計や新学習サービスの開発、テキスト・音声・動画コンテンツの制作など、多岐に渡る事業活動に従事。

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