コロナ禍後、「コスパのいい資格・検定」はこれだ! 公認会計士から宅建、ITパスポートまでを厳選

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最上位かつ最右翼にあるのが司法試験だ。合格までには5年程度、人によっては、長ければ10年以上の勉強時間を費やすケースもある。その分、晴れて弁護士になって、大手ローファームに就職できれば、1年目で年収1000万円以上も夢ではない。

一方、下位で最左翼にあるのが、キャリアコンサルタント。合格までに養成講習は150時間以上、試験対策の学習は100時間程度で済む。年収は300万〜400万円未満がボリュームゾーンである(労働政策研究・研修機構調べ)。

比較的取るのが難しすぎず、収入も高いのは、社会保険労務士行政書士かだろうか。中小企業診断士もそれなりの難易度で、独立して成功すれば高年収が確保される。

合格者が24歳まで若年化した公認会計士

別な大手資格予備校のトップは意外にもこういい切る。

「コスパがいいのは公認会計士だ。(若くて頭の柔らかい)大学在学中に集中して勉強、短期で合格して、大手監査法人や外資のコンサルティングファームに就職する人も目立つ」

確かに公認会計士の合格者の平均年齢は24.4歳。合格者の職業では学生が66.1%を占めており、若年化が進んでいる。BIG4といわれる世界の大手会計グループや外資コンサル以外にも、スタートアップ企業にCFO(最高財務責任者)クラスで招かれるなど、若くして成功するイメージが強い。

ほかにも今特集では、資格・検定について、試験科目などのデータに加えて、人気講師や合格者が語る勉強法といった成功の秘訣を掲載。さらにテーマ別の資格・検定ランキング、受講費の最大70%が戻る教育訓練給付金の活用法、YouTubeでできる無料の資格試験対策も並べてある。

資格を取ることはその後の人生においても決して無駄にはならない。この特集では100の資格・検定・副業を掲げたが、その中から自分に合ったものを研究していただければ幸いだ。

大野 和幸 東洋経済 記者

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おおの かずゆき / Kazuyuki Ohno

ITや金融、自動車、エネルギーなどの業界を担当し、関連記事を執筆。資産運用や相続、年金、介護など高齢化社会に関するテーマでも、広く編集を手掛ける。大野和幸(X)

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