価格、栄養とも満足「冷凍野菜」今使いたい理由5つ 「王道の冷凍野菜」3種の解凍&おすすめ調理法

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ただ、扉をずっと閉めているから安心、というわけでもないんです。

実は、冷凍庫にはデフロスト(霜取り)機能が搭載されていて、霜を溶かすために、庫内の温度が半日に1回ほど上がるため、やはりこれも食品の乾燥や酸化の原因になります。

このデフロストの問題はお店の冷凍ショーケースでも同様です。もし、ショーケースに並んでいる冷凍野菜に霜がたくさんついていたら、絶対に選ばないようにしましょう。

おすすめの冷凍野菜3つ

魅力あふれる数ある冷凍野菜のなかで私がおすすめしたいのは、ずばり「ブロッコリー」「枝豆」「ほうれんそう」です。いずれも王道の冷凍野菜です。

冷凍王子がおすすめするほうれんそう、枝豆、ブロッコリー(写真:編集部)

ブロッコリーは栄養価が高いのが一番の魅力です。さらに、甘みがあって味も濃いので、味付けがそんなに必要ありません。

冷凍ブロッコリーのうち日本で多く販売されているのは、エクアドル産です。標高は非常に高いため病害虫の発生が少なく、日照量も多い。品質の高いブロッコリーが栽培されています。現地ですぐに急速凍結しているので品質が安定していて、世界的な評価も高まっています。

冷凍ブロッコリーの解凍方法は、耐熱ボウルに冷凍ブロッコリーと水を少し入れて(ブロッコリー200gに対して、水大さじ2)、ラップをふんわりとかけて、レンジで加熱するのがおすすめです。

ブロッコリーは部分的に厚みが異なる野菜なので、それを一緒にレンジにかけると加熱ムラができてしまいます。水を入れることで蒸されるように調理されて、均一に加熱されます。

ブロッコリーのおいしく仕上がる解凍法(写真:『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』より)
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