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池上彰が斬る!「米大統領を決めるのは誰か」 高まり続けるヒスパニックの影響力

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今の安倍政権は、閣僚の不規則発言などを除くと、大きな問題を抱えてはいません。ただ、これは政治にかぎった話ではありませんが 失敗は、得てして得意分野で起きがちです。民主党がだらしない今だからこそ、安倍政権に傲慢さが見えてくると、安保問題など絶対的な自信を持っている分野で、たとえば公明党との間に亀裂が入るなど、高ころびする恐れはないのか、それが少し心配です。1強の割に、安定感がないのです。

独裁者への道を歩みつつあるトルコ大統領の野望

最後に、私が今、最も注目している国についてお話ししましょう。それは、トルコです。

アラブ世界の混乱の中、トルコのエルドアン大統領は憲法を改正し、独裁者への道を歩みつつあります。その道の先にあるのは、「オスマン帝国の栄光再び」という野望です。

トルコのエルドアン大統領(写真:AP/アフロ)

こういった野望を抱えているのはトルコにかぎりません。中国が東シナ海についていろいろと言っているのは、 「明の時代の栄光再び」という思いがあるからですし、ISISも「イスラム帝国の栄光再び」と考えています。これからは、そういった野望のぶつかり合う世界になるかもしれません。

ただ、トルコの場合は長年、政教分離を国是としていて、現在のように急激なイスラム化が進んだときには、軍がクーデターを起こして、それを阻止してきました。

はたして今回、トルコ軍は容認するのか。目が離せません。

(構成:片瀬京子)

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