AIにはできない「人間ならでは」を知る4つのクイズ 知らずのうちにあなたを縛る「認知バイアス」の正体

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判断できないだけでなく、感情も理性もありません。

ですから、予測不可能な事態に臨機応変に対応することも、自分軸に従って倫理的になにが善かを考え決断することもできません。

そう考えると、ぼくたちが担当する仕事はまだまだたくさんありそうですし、おたがいの長所を活かし、短所を補い合って分業することで、いままでできなかったことも実現できそうです。

人間ならではのクセやかたより

また、人間ならではの「無意識のクセ」を知っておくことも大事です。

腕を動かさずに、自分が腕を組んだところを想像してください。右腕と左腕どちらが上になっていますか?

想像できたら実際にやってみて答え合わせをしてみてください。どうですか、当たっていましたか?

では次に、腕を逆に組んでください。どうですか? ちょっと落ち着かないですよね。こんなふうに、ぼくたちには無意識のクセがたくさんあります。

身体と同じように、感じ方や考え方にもクセやかたよりがあります(そして、クセを矯正しようとすると、どうもしっくりこない)。

もちろん個性や自分軸による違いもありますが、多くの人間に共通してあてはまるような感じ方や考え方のクセを「認知バイアス」といいます。このようなクセやかたよりはAIやロボットにはない、人間ならではの特徴のひとつです。

では、次の問いになるべく素早く答えてみてください。

問1 あなたはマラソンに参加しています。たったいま、25位の人を追い抜きました。いまあなたは何位ですか?
問2 25階建てのビルがあります。エレベーターで一階から5階まで昇るのに5秒かかりました。これと同じ速さで1階から25階まで昇るのに何秒かかるでしょうか?
問3 赤い玉が出たら当たり、白い玉が出たら外れの福引きを引きます。次のどちらが当たりやすいでしょうか?
A:赤い玉が1個で、残り9個が白い玉の福引き
B:赤い玉が9個で、残り91個が白い玉の福引き
問4 日本においておぼれる事故が起こりやすいのはどこでしょうか?
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