1位は8%超!米国株「高配当利回り」ランキング 半導体インテルは36位、外食ウェンディーズは40位

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ハンバーガーチェーン大手のウェンディーズは、『米国会社四季報』2023年春夏号の予想配当利回りランキングで40位だった(画像:The Wendy’s Company) 

株式相場が不安定で売買差益によって稼ぎづらいときでも、配当金収入は投資家のお金と心の支えになりうる。

そこで本日4月17日(月)発売の『米国会社四季報』2023年春夏号では、アメリカの株式市場に上場する主要銘柄を予想配当利回りが高い順にランキングした。

予想配当利回りは1株当たり予想配当金を株価で割ったもの。例えば1株当たり予想配当金が年間10円で株価が1000円の場合、予想配当利回りは10円÷1000円×100で1%となる。

本ランキングの基準株価は2023年3月6日の終値で、対象は春夏号の掲載銘柄。今期の予想EPS(希薄化後1株当たり利益)がマイナスのものは除外している。

50年以上連続で増配している銘柄も

8.20%で1位となったのは、定番の高配当株であるたばこ大手のアルトリア・グループ(MO)。フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)も引き続き上位に食い込んだ。

米国会社四季報 2023年春夏号(週刊東洋経済臨時増刊)
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6.91%で6位のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)や、5.95%で11位のAT&T(T)などの大手通信会社も高配当ランキングの常連となっている。

前号で1位だったコテラ・エナジー(CTRA)は3位に順位を下げたが、利回りは7.39%と引き続き高水準。7.14%で5位のヴァーレ(VALE)、6.43%で8位のキンダー・モルガン(KMI)もエネルギー・資源関連だ。

「ポストイット」で有名なスリーエム(MMM)やペット関連のレゲット・アンド・プラット(LEG)は、50年以上連続で増配。日本株では33年連続増配の花王が有名だが、米国株は50年を超える会社が20社以上ある。

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