無意識でやっている恐れも!雑談NGポイント3つ 大学や前職などファクトベースの質問は慎重に

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「あの人はこうだ」、「アイツはダメだ」という話の登場人物は、ことごとく私の知り合いでした。

こんなことで会社の評判を落とすのは、元メンバーとしてだけでなく、同じ会社経営者として、同じ働く者として、やりきれない気持ちになります。シチュエーションを考えて雑談をすることは、相手に対する最低限のマナーであり、ビジネスマンとしての義務でもあるのです。

あえて雑談をしない選択肢も

雑談の目的は、お互いの心理的安全性を高めてラポールを作り、生産性を向上させて、アウトプットを高めることにあります。お互いが心理的安全性を感じて、ラポールを作れている状況であれば、無理に雑談をする必要はなくなります。

『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

雑談をするのではなく、オペレーションに集中した方が、はるかに成果に近づくことができるのです。

落ち着いた気持ちで、ノビノビと仕事ができる状態であれば、必要な会話は雑談ではなく、目的意識を共有して、その目的に向かった会話をすることです。

アジェンダに関する話をしっかりしておけば、さらにリラックスして仕事に取り組むことができるのです。

こうした状態でも、ダラダラと話をしているのは、単なる無駄話です。日本企業では、月曜日の朝に出社すると、「週末は何をしてました?」という話をしたがる人が多いようですが、ラポールができているならば、恒例行事のような「定例雑談」は無用となります。

何も話さなくても、不安になる必要はありません。無理に雑談をしたのでは、仕事のジャマになるだけです。あえて雑談をしないという選択肢を持つことは、周囲との良好な関係が長く続くことにもつながるのです。

ピョートル・フェリクス・グジバチ プロノイア・グループ株式会社代表取締役、株式会社TimeLeap取締役、連続起業家、投資家、経営コンサルタント、執筆者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

​Piotr Feliks Grzywacz

ポーランド出身。モルガン・スタンレーを経て、Google Japanでアジアパシフィックにおける人材育成と組織改革、リーダーシップ開発などの分野で活躍。2015年に独立し、未来創造企業のプロノイア・グループを設立。2016年にHRテクノロジー企業モティファイを共同創立し、2020年にエグジット。2019年に起業家教育事業のTimeLeapを共同創立。ベストセラー『ニューエリート』(大和書房)、『パラダイムシフト 新しい世界をつくる本質的な問いを議論しよう』(かんき出版)など著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事