欧州最高の"知の巨人"が語る「日本復活への3条件」 「研究費の増額」「若者の創造性の発揚」「異論への称賛」

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日本に“今こそ必要なものが3つある”というジャック・アタリ氏が語ることとは?(提供:朝日新聞社)
「世界最高の知性」の一人と言われるジャック・アタリ氏。「ソ連崩壊」から「ドナルド・トランプ誕生」まで数々の歴史的出来事を予言してきた彼は、国際競争力が落ちる日本に“今こそ必要なものが3つある”と言います。
岐路に立つ日本は、いったいどこへ向かうべきなのか。『2035年の世界地図――失われる民主主義 破裂する資本主義』に収録されたアタリ氏の新たな予言を特別に公開する。

テクノロジーよりも、人間への「教育」

――ソーシャルメディアやデジタル・プラットフォームが、特にパンデミックやロシアのウクライナ侵攻の際に果たした役割をどうお考えですか。民主主義への影響について、あなたは楽観的でしょうか。あるいは悲観的な考えをお持ちでしょうか。

ジャック・アタリ:私は、楽観的です。もちろんフェイクニュースが沢山あって、誹謗中傷も多く、私も多くの公人と同様に被害者になることが非常によくあります。でも、私はかなり楽観的です。なぜなら「透明性が勝つ」と思うからです。

イランで起きたことを見てください。ロシアで起きたことを見てください。たとえ独裁者がしばらくの間勝利したとしても、新しいテクノロジーによってもたらされる透明性は、より自由で、より民主的な方向へと推進してくれるのです。

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