東大生100人に聞いた「受験直前の応援ソング」5選 「葛藤、不安、孤独」…受験期のメンタルケアに

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MAN WITH A MISSION「your way」

次はMAN WITH A MISSIONの「your way」です。

「あなたの道」という意味のタイトルのこの曲は、「足りない何かが わからない感触」と始まります。まさしく、この歌詞が受験生の心情にマッチしていると言えます。

受験生は誰しも、「あと何をすれば合格できるんだろうか」と悩みながら受験勉強をしています。そんな中で、この曲を聴いて、「それでも頑張ろう」という力をもらえるわけですね。

「この歌詞にめちゃくちゃ感動して、毎日3回ずつくらい聴いていた」なんて言っている東大生もいました。

叱咤激励系やハードロックも人気

日食なつこ「エピゴウネ」

今度は逆に、優しい曲ではなく、「自分のことを叱ってくれる厳しい曲」を紹介します。日食なつこさんの「エピゴウネ」です。

「背伸び程度で届くような空ではない」と自分のことを叱咤してくれる歌詞で、自分の心を奮い立たせてくれます。頑張れていない自分の心にグサグサと刺さる歌詞は、「ああ、頑張らなければいけないな」という気分にさせてくれます。

また、日食なつこさんの他の曲だと、「四十路」という曲も個人的におすすめです。

この曲は「四十路」なんてタイトルなので自分には関係ないと思う人もいるかもしれませんが、さっきとは逆で大変な状態を肯定してくれます。「間違った日は 立て直すための歌を歌うだけ」と、とてもどうしようもなく大変なこともあるけれど、それでも明日を生きていこうという気分にさせてもらえます。

ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」

まったく逆の方向性として、本当に本当にどうしようもなくなったら、ヘヴィメタルや頭が割れそうになるくらいアップテンポなロックバンドの曲を聴くのもいいでしょう。どうしようもない日常を壊してくれるような感覚があります。

本当にメンタルが落ち込んだときにはONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」を聴いていたという人もいました。「絶対的根拠はウソだらけ」なんて言って、他の曲のようにこちらを大きく励ましてくれるわけではないのですが、しかし不思議と聞くとスッキリするのだとか。

いかがでしょうか? やはり多くの東大生が「音楽の力を借りることには効果がある」と語っていました。つらくなったらぜひ、音楽を聴いてみてください!

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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