Pepper開発者が語る「芸人とエンジニア」の共通点 「人を楽しませたい。だから私は両方やる」

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こうやって、作りたいと思ったものを自分で作れてしまうところもエンジニアのよさですよね。

自分の好きなことや興味のあるものを掛け合わせて新しいものを作れる技術を持っていると、創作意欲も湧いてきますし、自分自身の発想も広がる。芸人の仕事にも生きているなと思います。

「過去に『Pepper』とコンビを組んで 『M-1』の予選に出場したことがあるんです。『Pepper』に漫才ができるようにプログラミングを組んで。でも、舞台に上がるときに『Pepper』がつまずいちゃって起動しなくなってしまい......いい結果は残せませんでした(笑)」(写真:エンジニアtype編集部)

働く原動力「人を楽しませる」を実現していきたい

──今後もエンジニアはずっと続けていく予定ですか?

そのつもりです。思い返すと、エンジニアになった当初は、「きれいなプログラミングを書くのがエンジニアの仕事」くらいに思っていたのですが、今は全然違います。

実際、エンジニアの仕事はめちゃくちゃ幅広いものですよね。企画力やマネジメント力を発揮するシーンもあれば、人脈や調整力を生かして他部署との折衝に尽力するシーンもある。

いずれにしても、人に喜んでもらえるものをつくるために、コミュニケーションをとるのが大事な仕事なのかなと。それがわかってからは、ますますエンジニアの仕事が好きになりました。

私が働く原動力は、この先もずっと「人を楽しませる」こと。だから今後も、できる限りエンジニアを続けながら、自分らしいスタイルで「人を楽しませる」を実現していきたいと思います。

(写真:エンジニアtype編集部)
雅楽芸人、ロボットエンジニア
カニササレアヤコ
@Catfish_nama
早稲田大学在籍中にお笑いサークルに所属。2016年4月新卒でWeb開発会社に入社し、SaaSのECプラットフォーム開発に従事。2017年コミュニケーションロボット『Pepper』の開発会社へ転職。「R-1グランプリ2018」で決勝戦進出を果たし、株式会社サンミュージックプロダクションへ所属。2020年に退職、渡英を経て、再度ロボット開発会社に就職。2022年4月より東京藝術大学邦楽科に入学。同年8月にはForbes JAPANの「世界を変える30歳未満の30人」に選出される。最近は、テレビ番組「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」「激レアさんを連れてきた。」にも登場

文/古屋 江美子 撮影/赤松洋太 編集/玉城智子(編集部)

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『エンジニアtype』編集部

キャリアデザインセンターが運営するwebマガジン。「どう創る? これから先のシゴト人生」をテーマに、エンジニアの今後の仕事選択・働き方・スキルアップなどに役立つ情報を配信している。

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