東武「北千住から西新井」途中駅には何がある? 小菅・五反野・梅島、下町の商店街と銭湯が推し

✎ 1〜 ✎ 32 ✎ 33 ✎ 34 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「駅の周辺にも結構あるんですよね。たとえば、一度たたんだ銭湯を息子さんが継いでリニューアルしてやっていたり。昔の雰囲気は残しながら、外観をきれいにしてやっています。普通に八百屋さんとかお肉屋さんの並びで、商店街の中にぽつんと。なかなか活気があって、そういう町も悪くない。そう思っている若い方も多いようです」(神崎さん)

昔ながらの商店街がいまも活気にあふれていて、銭湯も元気に営業中、さらにちょっと足を延ばせばアリオのような商業施設もあるし、電車に乗れば北千住のターミナルもすぐ目の前だ。

都心が近い住宅地

東京の下町というと、ゴミゴミしたイメージが先行するという人もいるかもしれない。確かに、道はあんがいに入り組んでいて、似たような道筋が多いので迷うこともありそうだ。しかし、どことなく住みやすい雰囲気は、はやりの新しい町と比べても遜色はない。それでいて、たぶんお家賃もお安めだ。

「都心も近いですからね。住みやすいと思いますよ。新しいマンションができて若いファミリーも増えていますし。それに、西新井駅もちょうどリニューアル工事をしています。以前の駅も、雰囲気があってよかったんですが、新しい駅にも期待してください」(神崎さん)

廃線跡は完全に市街地・住宅地の中にのまれたが、暮らしの中に東武の電車が息づく下町エリア。スカイツリーがそびえる墨田区もまた下町だが、こちらは少し違う雰囲気だ。スカイツリーラインという呼び名がなんだか不釣り合い……と思ってしまうくらいに、平和な下町の住宅地。めぼしい観光地はないが、休日にぶらりと散歩にやってきても、案外楽しいものである。

この記事の画像を見る(28枚)
「鉄道最前線」の記事はツイッターでも配信中!最新情報から最近の話題に関連した記事まで紹介します。フォローはこちらから
鼠入 昌史 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

そいり まさし / Masashi Soiri

週刊誌・月刊誌などを中心に野球、歴史、鉄道などのジャンルで活躍中。共著に『特急・急行 トレインマーク図鑑』(双葉社)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事