「婚活で理想の相手が見つかる」意外な技術の正体 アルゴリズムを利用した「AI婚活」の実態は

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(写真:zon/PIXTA)
日本の少子化問題が深刻化する中、コロナ禍を経て出会いの現場はどのように変化しているのでしょうか。テクノロジーの進化などによって多様化する現代の出会いについて分析した三輪賢治氏の著書『100歳まで出会える人生』より、一部抜粋してお届けします。

アルゴリズムを利用した「AI婚活」で理想の人と出会える!?

ネットやアプリを利用した出会いは、近年、ものすごいスピードで進化し、そして変化もしています。

ついに、出会いの場にも、「AI(人工知能)」が登場してきました。そう、「AI婚活」です。結婚相談所……つまりお見合いをセッティングしてくれる業者や婚活マッチングサイトでは、最近、AIによるマッチングを取り入れ始めているのです。

AIと聞くと、自動運転やロボットなどを思い浮かべるかもしれません。しかし、実は、出会いに関してもAIの力は大いに発揮されているのです。この場合、AIの能力が最大限に発揮されるのは、アルゴリズムを利用した情報処理能力においてです。

AI婚活において、AIは性格、価値観、趣味思考、行動パターン、異性との付き合い方といった、いままでの婚活ではマッチングに適用しにくかった要素を数値化することで、会員の大量のデータを様々な角度から検証して、相性のよい相手を選び出していきます。過去のマッチングの成功例や失敗例などが蓄積されていれば、その膨大なデータを活かせるのが強みとなります。

さらには、それまでにどんな相手と対面をして、どのような印象を持ったかなど、データを常に上積みして精度を増していくのです。使えば使うほど、理想の相手が見つかる相手が高まるのもAI婚活ならでは。

日本における離婚の原因のトップが「性格の不一致」であることを考えると、内面の相性を重視したAI婚活が広がれば、日本の離婚率は低下するかもしれないという説を唱える人も出てきています。

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