日本人が知らない「年上妻の割合」意外すぎる実態 「僕についてきてくれますか?」の時代から変化

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(写真:Ushico/PIXTA)

人口動態を専門とする筆者は、人口減少が激しい地方の自治体や経済団体などの皆様から多くの講演会をご依頼いただいています。結婚支援をしている皆様からも婚姻状況についてのリアルな実態を教えてほしい、とのご依頼を受けて、データに基づいた講演を実施しています。

そんな中で、「いまだにそんな価値観で大丈夫かしら……」とびっくりしてしまうような結婚観をもつ支援者や婚活者と接することも少なくありません。

そこで今回は「男性たるもの、結婚相手の女性を養えてなんぼ!」という価値観の皆様にぜひご確認いただきたいデータの1つとして、今の婚姻届が示す「年上妻」の割合の実態を紹介します。

2020年婚姻届が示す「男性の婚姻年齢」のリアル

厚生労働省から毎年発表される婚姻統計の最新値は2020年のデータです。初婚同士の男女が提出した婚姻届で、年齢分析の対象となる婚姻総数は、2020年は29万2214件でした(このコラムで注意喚起を毎回しているように、政府統計の年齢集計で対象となる婚姻届は「届出年に結婚生活を開始している」ことが条件となるため、単純な届出の提出総数とは異なりますのでご注意ください)。

初婚同士の男女による結婚約29万件のうち、29歳までの若い男性の婚姻届は何パーセントくらいだと思いますか?

① 22%
② 33%
③ 44%
④ 55%
⑤ 66%

いかがでしょうか?

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