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日本人が知らない「年上妻の割合」意外すぎる実態 「僕についてきてくれますか?」の時代から変化

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  • 天野 馨南子 ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー
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少子高齢化社会ということで、読者の皆様も統計どおりに中年人口が多いかと思います。「中年感覚」では何番が多かったでしょうか。

実は正解は4番の31%です。

29歳までの初婚同士で結婚した男性(全体の55%の結婚)では、31%の男性が年上妻と結婚しているのです。年齢が若い男性ほど年上妻を選ぶ割合が高く、25歳男性では35%、23歳男性では39%となっています。

また初婚同士の結婚で48歳の男性は935件、18歳の男性は943件とほぼ同数なのですが、48歳の男性では年上妻が8%であるのに対し、18歳の男性では40%となっています。若い青年と中年男性、両者の選択が極めて対照的であることがわかります。

「僕についてきてくれますか?」からの脱却

筆者は中年世代真っ只中ですが、筆者が20代だった当時(1990年代)はプロポーズや結婚式で、

男性「僕についてきてくれますか」

女性「はい」

は「普通の(よくある)」シーンであるように思われていましたし、男性のプロポーズのキメ台詞の1つだったようにも思います。

そして、それが悪かったとも思いません。何しろ、当時の雇用環境や教育(進学)格差を振り返ると、統計的に見て男女に大きな経済的格差をもたらす環境下にありましたので、平たく言うならば「男性が女性を養うのがごく普通」となるような状況でした。

そんな中で、そのアンバランスな関係を「引き受けてくれる男性」というのが、かっこいい男性像だったのかもしれません。

しかし、雇用環境や教育における男女の格差が是正される中で、

「一緒に歩いてくれますか」「はい」
 「俺が頼ってもいいですか」「ええ」

といったカップルも、夫婦の年齢差の縮小とあわせて急速に増加傾向にあることが示唆される、統計的な実態があります。

今の若い男女を見て、一家言がある方もいるかもしれませんが、雇用や教育がまったく違う時代に生きた「かつての若者」たちは、こういったカップルのリアルデータをしっかり学び、かつての「普通」を押し付けないように気を付けたいものです。

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