「婚活で理想の相手が見つかる」意外な技術の正体 アルゴリズムを利用した「AI婚活」の実態は

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しかし、この調査を行った時期は、2021年11月30日~2021年12月30日と、コロナ禍でオンライン化が進んだとはいえ、まだ過渡期です。コロナ禍でリモートワークの日が長引くにつれ、オンライン会議や商談、セミナーなどがどんどん取り入れられ、だんだんと慣れてきた経緯があります。今では、「ちょっとした打ち合わせならオンラインでサクッとやったほうが楽」と考える人も多いのではないでしょうか。

これらの便利さは、今後も定着していき、新しいアプリやシステムも開発されていくに違いありません。

それに従い、オンライン婚活も「便利さ」「気軽さ」といったメリットの部分を上手に取り入れていけるのではないかと考えています。実際、少数ではありますがオンライン婚活を評価する声も確実にあり、その内容は「気軽に参加できる」「対面と違って、自分のペースで進めやすい」などとなっています。

海を挟んだ婚活でも活用

コロナが落ち着いて以降、オンライン婚活はやや下火傾向にありますが、今後、また注目を浴びる可能性はゼロではありません。というのも、意外なところで注目されているからです。

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それは、海を挟んだ婚活です。現在、過疎化の進んだ地方では結婚相手が見つからずに困っている人が少なくありません。専業農業や漁業を営んでいる家などでは後継者が配偶者を見つけるために、アジアの女性を配偶者に迎えるケースが増えているのです。

このような場合に、オンライン婚活を利用すれば、わざわざどちらかが渡航することなく、お見合いができます。何人かとお見合いをして、良い人が見つかったら、渡航して実際にあってみるという段階を経ることができて、とても効率が良いと好評だといいます。

国際結婚だけでなく、Uターン・Iターン結婚を望む人、田舎に移住したい都会の独身者と田舎に在住する独身者のマッチングなど、遠隔地にいる人同士を結びつけるような場合は、非常に役立っていくと考えられます。

また、今後は、メタバース上で本人そっくりに作られたアバター同士がお見合いをするなどのサービスも出てくるでしょう。これから出てくる新しいサービスを含め、発展が楽しみなジャンルです。

三輪 賢治 ノマドマーケティング代表取締役

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みわ けんじ / Kenji Miwa

1981年、愛知県生まれ。慶應義塾大学在学中から出会のイベントを企画、実行する。数々のカップリングを成功させ、出会の仕事の面白さを実感する。大学卒業後、一般企業に就職。インターネットでの出会いに未来を感じ、独学でホームページの制作・運用を学ぶ。アフター5と休日のサイドワークとして街コン・婚活サイト「e-venz」を2009年に立ち上げる。同サイトが人気となり、2014年に起業。出会いイベントのプラットフォームサイト、オウンドメディアの先駆けとして、新しい出会いの形や情報を提供し続けている。著書に『婚活ビジネスの教科書』『A I婚活』がある。https://e-venz.com/

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