ギャンブル好きで貯金ゼロだったFPが説く貯め方 「お金を貯めるための3つの準備」とは何か?

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株式会社ライフヴェーラ、みらい女性倶楽部代表で、ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さん。損害保険会社を退職後、10年間の専業主婦を経て、ファイナンシャルプランナーに。毎日を笑顔で過ごすためのお金やキャリアの情報を発信中(photo Cosufi)

実は資産把握にはメリットが多い。足りない金額を具体的に知ることができるし、必要十分なお金がないとわかればムダ遣いも減らすことができる。

逆に余裕があるとわかれば、やりたいことに思い切りお金を使えるし、パートナーがいる人は互いの現状を伝えあって、共に資産形成に取り組むことができる。

確かに、「病気になっても3カ月は預貯金で生活できる」「資格取得の学校にお金を支払っても、30万円は残るから大丈夫」などとわかれば安心できるし、「学校に通うお金が20万円足りないから、まずは貯めよう」とすぐに行動を起こすこともできる。

資産を把握するためのたった1つの簡単な方法

この「資産把握」のために鈴木さんが勧めるアクションが、家計簿アプリを使うことだ。家計簿アプリが従来の紙の家計簿と大きく違うところは、銀行や証券会社などの資産データをひもづけできること。レシートを撮影して日々の支出を記録できるだけではなく、すべての口座を合計した資産を常に一目で把握できることが何よりのメリットだと鈴木さんは言う。

「私は、1日1回は家計簿アプリの画面を眺めて、ムダ遣いを反省したり、貯畜計画を練り直したりしています。まずは資産を把握するためにアプリを活用し、できる人は日々の支出の記録にもチャレンジして、把握と記録の両輪で、貯めてください」(鈴木さん)

【貯めるための準備2】買い物ではたった2つのことを意識する

次に、「買い物のためのルール作り」。鈴木さん自身、以前はかなりのムダ遣いをしていたそう。「セミナーがうまくいってうれしい!自分にごほうび買っちゃおう」「忙しくてツライ。ストレス発散にピアス買っちゃおう」「今度の飲み会、キレイな人が多くて浮きそう。洋服買って、ネイルサロンも行かなきゃ」……といった具合だ。

でも、2つのことを意識することで、このムダ遣いをぐんと減らすことができるという。1つは、お金を払う前に必要なモノかそうでないモノか、一呼吸おいて考えること。もう1つは、興奮していたり疲れていたり、不安だったりするときは、買い物に行かないこと。

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