ネットフリックス「退任決めたCEO」が語った現状 国内外で動画配信サービスの競争が激化

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その後、投資家向けのビデオインタビューで、ヘイスティングスは、ネットフリックスの取締役会が約10年前から後継者について考え始めていたことを明らかにした。「これは、少なくともここ数四半期、私たちがどのように運営してきたかを正式に認めるものだ」と、ヘイスティングスは述べた。

同社はまた、テレビのグローバル責任者であるベラ・バジャリアをチーフ・コンテンツ・オフィサーに任命し、映画のグローバル責任者でネットフリックス・フィルムの会長であるスコット・スターバーを新たな職務に任命する予定だ。

サランドスはヘイスティングスについて、「私たちは皆、彼の知的な厳しさ、誠実さ、大きな賭けに出る意志から多くのことを学んだ。そして、私たちは、今後さらに長い間、彼と一緒に働くことを楽しみにしている」と語っている。

第4四半期の加入者数は予想を大幅に超過

ヘイスティングスに関するニュースは、ネットフリックスの第4四半期(2022年10〜12月期)の業績発表に伴うものだった。同社は、加入者数が予想の約450万人を大きく上回る770万人に達したと発表し、新規ユーザーの流入は第4四半期の好調な番組編成によるものであるとした。

同社はまた、全世界の加入者数が2億3100万人を超えたことも明らかにした。これは、ネットフリックスが年前半に100万人以上の加入者を失ったにもかかわらず、2022年を年初より多くの加入者で終えたことを意味する。

同社の第4四半期の売上高は約78億5000万ドルで、前年同期比で2%近く増加。利益は約5500万ドルで、前年同期比90%減となった。

ネットフリックスの株価は時間外取引で6%以上上昇した。

ネットフリックスは、株主宛ての書簡の中で、広告付き定額制は加入者増と顧客エンゲージメントの向上につながったと述べている。同社は、ほかのプランから乗り換えた顧客は比較的少なく、顧客と広告主の両方がこのオプションに強気であったと述べている。

ネットフリックスは、昨年、投資家に注視されるこれらの最新情報を提供しないことを発表しており、今回も2023年1〜3月期の新規加入者数に関するガイダンスを提供しなかった。ネットフリックスの動画配信ビジネスが成熟するにつれ、投資家やアナリストは収益の伸びと利益をより重視するようになった。しかし同社は、今年4〜6月期は1〜3月期に比べて加入者数の伸びが高く、収益は4%増加する見込みだとしている。

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