「お題」から考えてはいけない
アイデアを考える際は、自社の商品やサービスといった「考えの出発地点」になる題材がある場合がほとんどでしょう。たとえば「コピー機」を扱うメーカーなら、「コピー機」を出発地点にしてアイデアを考えるのは当然のことです。
このようにアイデアを考える人の多くは、与えられたお題から発想を開始します。代表的な発想法であるブレインストーミングでも、お題を中心に置き、関連するワードをまわりに書き足していきます。
お題からアイデアを考えていくと、的を外すアイデアが生まれづらくなります。しかし一方で、人とかぶりやすいというデメリットが存在します。また、お題から考えるアプローチだけでは、相手に驚きを与えるアイデアが生まれづらい傾向があります。
想像を超えるアイデアを生み出すためには、既存の枠にとらわれずにアプローチする必要があります。そこで、ときには「お題」から離れてアイデアを考えてみるのもおすすめです。
一見関係のないところからアイデアの種を見つけ、それを「お題」と結びつけてアイデアを生み出すと、評価者の想像を超えたアイデアになります。その結果、「そうきたか!」「やられた!」と、「驚き」を与えやすく、かつ「人とかぶらない」アイデアが生まれやすくなるのです。
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