普通、それなりに売れているアーティストにはプライドやイメージ戦略もあり、ライブ環境が整っていない地方のイベントには出づらいものだ。ましてや軽トラの上をステージにライブなど、そうないだろう。
大会場も道の駅も「楽しみ方」次第
「ステージは楽しみ方次第だと思います。いろんな表現ができるのはうれしいですね。道の駅でもそこでしかない出会いがあるわけです。ホールなどのライブだと絶対にない、その日しか会わない人たち。おじいちゃんおばあちゃんや男性の方とか。それが今、連鎖しているんです」
男女関係なく、みんなが楽しめる場所があるのではないか、それが安達が地元茨城で目指す場所であり空間だ。
今、安達は毎週末、茨城県内のお祭りや道の駅、はたまた商業施設でライブ活動を行っている。もちろん平日は都内での活動をこなしつつだ。「町おこし」としてまずは自分自身が地元に貢献できることを実践している。
地元での活動の原動力となっている、次の世代に「田舎からは無理」と思わず可能性を感じてほしいという想い。それは無名の観光大使だったあの頃から、何ら変わることがない。
声優としての最盛期に仕事をセーブし、茨城での活動に本腰を入れた安達は、きっとまた「新しい道」を見つけるに違いない。
*この記事の後編:「田舎を変える」人気声優の"4大挑戦"驚く本気さ
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