「自宅ミニマル化」で人生の目標がクリアに見える 身の回りのものはあなたから時間を奪っている

拡大
縮小
ベッカー・メソッド

1:ミニマル化のプロセスを始める前に、まず自宅をどうしたいのか、人生で何を目指すのかという目標を決める

2:家族と一緒に住んでいる人は、これを家族のプロジェクトにする

3:体系的に進める

・簡単な場所から始め、徐々に難しい場所へと移っていく

・ものを1つずつ手に取り、「本当にこれは必要か?」と自問する

・それぞれのものについてどう処理するか決める。家の中の他の場所に移すか? そのままにするか? 処分するか? 処分すると決めたものについては、売るのか、寄付するのか、捨てるのか、あるいはリサイクルに回すのかを決める

・1つの場所が完全に終わってから次の場所へ移る

・家中のミニマル化が終わるまでやめない

4:このプロセスをできるかぎり楽しむ。ものを減らすことの利点に気づき、それをはっきりと言葉にする。そして成果が上がるたびにお祝いしよう

5:家中のミニマル化が終わったら、当初の目標を見直して新しい目標を設定する。すっきりとミニマル化された家と、最適化された新しい人生を最大限に活用しよう

以上がベッカー・メソッドのだいたいの流れだ。これは効果が実証された戦略であり、誰でも実行することができる。

目標を持ってものを減らす

あなたはどんな家を目指しているのだろう? ものを減らして家の中がすっきりしたら、追い求めたい夢はあるだろうか? その目標について、時間をかけてじっくり考えてみよう。配偶者や家族とも話し合う。

今の時点で、明確な目標を定める必要はない。むしろそれができる人はほとんどいないだろう。しかし、行動を起こすために何らかの方向性は必要だ。それに、目標について考え続けていれば、ミニマル化の過程でだんだんとはっきり見えてくるようになる。

ミニマル化によって何もない空間が増えると、頭の中の「空きスペース」も広がり、目標についてじっくり考える余裕が生まれてくる。その過程で自分について発見したことや、思いついた目標を日記に書いてもいいだろう。

次ページ家の目標の先に見据える人生の目標
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT