「今年こそ!」婚活成就目指す人に送る成功の秘訣 仲人が教える「結婚できる人・できない人」の差

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実は、彼のように条件がいい。マメに行動をしている。それでもうまくいかない。そんな人たちは、婚活市場のなかに意外と多くいる。私は彼に言った。

「婚活をうまくいかせるための方法を入会のときにご説明しました。あれは、うまくいくための行動パターンであって、そうした行動をとりながら、お相手の気持ちが今どこにあるのかを見ていかないといけないのです。そこが一番大事なんです」

行動を起こすことは大切。ただ、相手の気持ちや反応を無視して、一方通行なコミュニケーションを進め、毎日のLINEを入れたり食事に誘っていたりしたら、女性はそれらの行為をうるさく感じるだけだ。

男性と女性は、脳の構造が違う。男性は女性の見た目や雰囲気がタイプだと、そこで一気に前に進むエンジンがかかる。しかし、女性は男性の見た目、経歴、性格、行動パターンとすべてをトータルで見て相手を好きになるので、好きになる速度が違うのだ。女性のほうが、好きになる気持ちを作っていくのが遅い。

女性の気持ちが育っていないときに、積極的に攻められたり、前のめりの言動行動を起こしてこられたりすると、大抵が失敗する。以前、こんなことがあった。

ゆみこ(36歳、仮名)は、まさたか(42歳、仮名)とのお見合いの後に仮交際に入っていた。まさたかは、婚活をうまくいかせるための行動パターンを心得ていて、毎日LINEを送ったし、週に一度は会えるようにデートの誘いをかけていた。

そして、二度ほどデートをした後、こんなLINEを送ってきた。「近いうちにゆみこさんに遊びに来てもらえるよう、部屋の大掃除を始めました」。

「地元の駅の構内に花屋さんがあって、いつも“きれいだな”と思って通り過ぎていたんですが、最近はそう感じなくなりました。ゆみこさんが、どんな花よりも美しいからです」

ゆみこは、私に言った。

「まさたかさんから来るLINEに、段々と違和感を覚えるようになりました。誠実で真面目なお人柄なのはわかるのですが、私の気持ちが追いついていきません。このままお付き合いしても、結婚には結びつかないと思います。交際終了にしてください」

何より前向きな行動が大事!

女性が恋に落ちているときには、歯の浮くようなほめ言葉でも有効に響くが、そうでないときは逆に気持ちをなえさせてしまう。これは女性の気持ちを無視して、交際を独りよがりに前へと進めようとした典型的な例だ。

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婚活で結婚するには、交際になったら2人の距離を縮める行動を起こすことが大切。ただ、行動を起こしながらも、相手の気持ちが今どこにあるのかを、確認して進めていくことを忘れてはならない。

「2023年こそ、結婚したい!」。そう思っている人たちは、ぜひ前向きな行動を起こして、結婚を成就させてほしい。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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