登山をしない人にとっては『なんでしんどい思いをして山に登るの?』と言われるのですが、達成感がすごいんです。それに景色もきれいなんです。また、離婚後はお金の使い方も自分のために使うようになりました。でも、もしものときのために子どもへのお金は別に残しています。性格も明るく前向きになりました。今回の取材だって、昔の自分なら絶対受けなかったと思います」
医療従事者である川本さんはこのコロナ禍、仕事がキツいこともあったが、働いている環境が非常にいいと話してくれた。離婚直後は落ち込んでいたが、職場の仲間たちが温かく励ましてくれたおかげで乗り切れたという。
そんな川本さんの今の日常は、日勤の日は帰宅すると自炊して食事をし、DVDを観ながらまったりとお酒を飲むのが至福のときだそうだ。夜勤明けの日は目が冴えてしまっているので仮眠はあまり取らず、ショッピングなどに出かける。この取材の日も夜勤明けに新幹線に乗って東京まで来てくれた。
結婚相談所に登録するもマッチングせず
自由な時間を過ごしている川本さんだが、一時期は再婚を考え結婚相談所に大金を払って登録した。しかし、なかなか女性とマッチングしなかった。
「バツイチというのはそこまでデメリットではないようなのですが、元妻に親権があっても子どもがいることで躊躇してしまう女性が多いようで……。一度、結婚相談所経由でお見合いをした女性がいたのですが、相談所の通達ミスで僕に子どもがいることが伝わっていなくて、それが原因でダメになってしまったことがありました。僕も僕で、心のどこかに子どもに申し訳なさがあって、なかなか恋愛に対して積極的になれない部分があります」
やはり、男性側に子どもがいると養育費の支払いなどによる経済的な問題を気にする女性は多いのかもしれない。しかし、多趣味の川本さんなら趣味の仲間で誰かよさそうな女性はいないのだろうかと問うと、登山仲間は高齢者が多く出会いがないとのことだった。
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