プラグインハイブリッドモデルについては、2.5Lガソリンエンジンとモーターの組み合わせということで、ディーゼルハイブリッドほどの強力な出力とはならず、燃費性能も通常のガソリンモデル(4WD)の13.1km/Lに対して14.6km/Lと極端に低燃費というわけではない。
ただ、満充電で74kmのEV走行が可能(カタログ値)であることや、AC1500W電源コンセントが備わること、そして給電機能が備わる点は唯一無二の特徴となっている。とはいえ自宅で充電できる環境がない人にとっては、これらプラグインハイブリッドの特徴も十分に活用できなくなってしまうので、ユーザーを選ぶ仕様とも言えそうだ。
どのグレードを選ぶ?
グレード体系について、ガソリンとディーゼルでは、「S Package」「L Package」「Exclusive Mode」の3グレードが基本(ディーゼルモデルのみ、ベーシックな「XD」が存在)。L Package以上になるとシートが本革となり(Exclusive Modeではナッパレザー)、S Packageではオプションとなる「セーフティパッケージ(9万9000円)」「パワーリフトゲートパッケージ(8万2500円)」「ドライビングポジションサポートパッケージ(8万2500円、XD系は標準)」などが備わり、買い得感は高まる。
ただ、レザーシートではなくファブリックシートがいいということであれば、S Packageを購入し、必要な装備をパッケージオプションとして選択するというのもアリと言えるだろう。
対するディーゼルハイブリッド&プラグインハイブリッドモデルについては、PHEVにのみエントリーグレードとして「S Package」が設定される以外は、「Exclusive Sports」「Exclusive Modern」「Premium Sports」「Premium Modern」の4グレード展開となる。
こちらのグレードは、装備の内容はどれも上級グレードだけあってほぼ同一で、「Premium」系グレードのほうがより上質なマテリアルが使われ、サンルーフが標準となるという違いとなっている。そのため装備の内容ではなく、単純にどのマテリアルの組み合わせが好みなのかで選んでしまってまったく問題がなく、このあたりも輸入車テイストのあるグレード展開と言えるだろう。
なお、CX-60の乗り心地において賛否両論が巻き起こっており、今回残りのグレードの販売開始がずれ込んだのも、この件が影響していると言われている。そのため、できれば購入前に希望のグレードの試乗を行い、自分の好みにマッチしているかどうか確認してから注文するのがベストと言えそうだ。
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