今年の1月に通算5世代目となるハイブリッドモデルの販売がスタートしたトヨタ「プリウス」。すでにハイブリッドカーが市民権を得たこともあり、廃止、もしくはタクシー専用車に生まれ変わるという案もあったそうだが、最終的には“エモーショナル”をキーワードに、新たな価値観を持ったモデルに生まれ変わっての登場となった。
その結果、今までとは一線を画すシャープなデザインに加え、2Lに拡大されたパワートレインによってスポーツカーに匹敵する0-100km/h加速を実現するなど、エコカーを世に広めるという役目を終え、まったく新しいモデルとしてのスタートを切ったといえる。
さらに3月15日にPHEVも発売となり、ラインナップが出揃った。そこで今回は、新型プリウスを買うならどのグレードがオススメなのかを考えてみたい。
ハイブリッドとPHEV、どちらを選ぶ?
新型プリウスを選ぶうえで、最初に決めておきたいのが、ハイブリッドとPHEVどちらにするのかという点だろう。先代モデルでは、ハイブリッドとPHEV(先代はPHVと呼称)で内外装のデザインを大きく変え、あたかも別車種のような扱いとなっていたが、新型においてはPHEVモデルもプリウスの1グレードというような扱いとなった。
先代では、ハイブリッドとPHVで扱いが異なったが、新型プリウスではPHEVも一緒になったことで、グレード選びが大きく変わったといえる。ちなみに新型のプリウスのPHEVモデルは、最上級グレードの「Z」のみ設定されている。そこで、まずはハイブリッドなのか、PHEVなのか、パワートレインの選択がプリウス選びの第一歩となる。
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