トヨタ新型「プリウス」買うならどのグレード? PHEV発売で出揃ったラインナップで注目は?

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唯一難点を挙げるとすれば、ホワイトとシルバーのボディカラーのみの設定となっている点だが、通常モデルには設定されていないカラーで、とくにシルバーはエモーショナルなデザインに意外にもマッチしており、営業車感が薄いのは朗報である。

メーカーオプションは何を選ぶ?

インテリア
Zのインテリア。内装色はマチュアレッド(写真:トヨタ自動車)

次に注目すべきはメーカーオプション。「X」を選ぶのであれば、前述した22万7700円のディスプレイオーディオや安全装備などがセットとなったものを選びたいが、最上級グレードの「Z」の場合は、ほぼほぼ必要な装備はすでに標準装備となっている状態だ。

後方の映像を映し出すデジタルインナーミラー(写真:トヨタ自動車)

その中から選ぶというのであれば、デジタルインナーミラー、ブラインドスポットモニター、前後ドライブレコーダーのセットオプション(8万9100円)がオススメ。またコネクティッドナビではなく、車載ナビを使いたいという人は、6万1600円で車載ナビ付きのディスプレイオーディオに変更できる。

そして、もし、あなたがプリウスにスポーティな乗り味を求めず、コンフォータブルな乗り味を重視したいと思っているのであれば、標準の19インチから17インチへインチダウンするオプション(-11万2200円)を選ぶというのも選択肢のひとつとして挙げておきたいところ。

19インチホイールはたしかにスタイリッシュで、扁平タイヤとなることでスポーティな走りには寄与するものの、街乗りではゴツゴツ感が出やすいというデメリットも持ち合わせている。そのため、快適性を重視するのであれば、アルミからスチールに材質も変わってはしまうがインチダウンのオプションもアリと言える。通常は価格が上がるオプション設定ながら11万2200円も価格が下がるというのも大きなポイントだ。

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1.8Lモデルと2.0Lモデルのハイブリッド車、さらに2023年3月15日にPHEVも発売となり、やっと出揃った感のあるプリウス。PHEVを選ぶなら必然的に設定のある「Z」、ハイブリッド車でプリウスの魅力を存分に楽しみたいなら同じく最上級グレードの「Z」、従来型と同様の1.8Lエンジンでも十分なら「X」も検討の余地あり、というのが基本的なグレード選択になりそうだ。

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小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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