トヨタ新型「プリウス」買うならどのグレード? PHEV発売で出揃ったラインナップで注目は?

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PHEV
基本的には電気で走るEVのPHEV(写真:トヨタ自動車)

PHEVの美点は、何と言っても発電・給電機能を持ち合わせているということだろう。駆動用バッテリーに貯めた電力は、停電や災害時に一定の残量以下になるとエンジンがかかって給電を継続し、バッテリー、ガソリンともに満タンの状態であれば約5日分の電力を供給可能となるのだ。これによって走行はもちろん、家電等に電力を供給可能になり、停電時や災害時に非常に役立つ。

プラグインハイブリッドシステム
新型プリウスで採用されているプラグインハイブリッドシステム(写真:トヨタ自動車)

また、走行面においては、満充電の状態で87km(カタログ値)のEV走行が可能となり、自宅で充電ができる環境下であれば、日常の移動はほぼ電気のみでまかなうことができる。ガソリンの使用量も大幅に抑えられ、基本的には電気のみで走行できるので、エコなEVとして使用できるのだ。

そのほか、PHEVは、ハイブリッド車と同じ2Lのパワートレインを採用しているが、より高出力なモーターを搭載したことで164kWというシステム出力を実現(2Lハイブリッドは144kW)している点も特徴と言えるだろう。

普通充電
気になる点は、急速充電に対応しておらず、普通充電のみという点(写真:トヨタ自動車)

そうなるとPHEVが魅力的に思えてくるが、じつは先代モデルと異なり、新型プリウスでは急速充電に対応しておらず、普通充電のみとなっている。そのため自宅に充電環境がないと、PHEVの恩恵を受けにくく、オススメしにくいというのがじつのところだ。また、PHEVモデルには、現状4WDの設定がないため、4WDがマストなユーザーも選択肢からはずれることになるだろう。

ハイブリッドを選ぶならどのグレードを選ぶ?

Z ハイブリッド/2WD
最上級グレードとなる「Z(ハイブリッド/2WD)」(写真:トヨタ自動車)

ハイブリッドモデルを選ぶ場合、最上級グレードの「Z」、中間グレードの「G」、そして通常のカタログには記載されていないが、ビジネスグレードの「X」が用意されている。これとは別にトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」専用グレードとして「U」も存在するが、こちらはサブスク専用で購入することができないため今回は除外する。

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