マツダの新世代ラージ商品群の第1弾として、今年の3月に世界初公開されたクロスオーバーSUV「CX-60」。発売時期もある程度見えてきたので、まずはその内容を整理しておく。
日本での販売は、まず9月に3.3Lの直噴ディーゼルターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV D」を搭載した「XD-HYBRID」系が発売となり、2022年12月上旬以降に2.5Lガソリンエンジンを搭載したプラグインハイブリッドの「e-SKYACTIV PHEV」を搭載した「PHEV」系が、そして翌2023年1月中旬以降に3.3L直噴ディーゼルターボの「SKYACTIV-D 3.3」を搭載した「XD」系と、同年1月下旬以降に2.5Lガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」を搭載した「25S」系が順次発売の予定となっている。
当初は「XD-HYBRID」以外のモデルはすべて12月上旬以降のリリースとなっていたのだが、商品の作り込みに時間が必要になったということで、翌年1月以降の発売にずれ込んでしまった。そこで今回は改めて今からCX-60を検討するならどのグレードがオススメなのか考えてみたい。
グレードで違う車種と考えたほうがしっくりくる?
近年のクルマは生産効率なども考えて、単一車種の中であまりバリエーションを広げすぎないようにするのがトレンドとなっている。しかし、CX-60は、パワートレインだけでも4種類、駆動方式とグレードを個別にカウントすると23ものバリエーションを持つモデルとなっているのだ。
また、価格も299万2000円~626万4500円と、エントリーグレードと最上級グレードで300万円以上の価格差がつけられており、一口に「CX-60を検討する」といっても幅が広すぎるというのが正直なところ。
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