マツダの新型SUV「CX-60」買うならどのグレード? 豊富なパワートレインやグレードからどう選ぶ

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e-SKYACTIV D
ディーゼルターボエンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせたe-SKYACTIV Dのパワートレイン(写真:マツダ)
e-SKYACTIV PHEV
e-SKYACTIV PHEVのパワートレイン(写真:マツダ)

ただ、そのあたりはマツダも棲みわけを考えているようで、ガソリンとディーゼル、そしてディーゼルハイブリッドとプラグインハイブリッドで異なるグレード体系を展開しており、まずはこの2択で考えてみるのがいいだろう。そう考えると前者(ガソリンとディーゼル)は、299万2000円~465万8500円、後者(ディーゼルハイブリッドとプラグインハイブリッド)は505万4500円~626万4500円となり、常識的な価格の範疇に収まるわけだ。

つまり、ガソリンとディーゼルに関しては、3列シートが不要になり、ミニバンからSUVへの乗り換えを検討している層や、すでに国産SUVに乗っていて乗り換えを検討している層がターゲットとなり、ディーゼルハイブリッドとプラグインハイブリッドについては高級SUVや輸入SUVからの乗り換えユーザーがターゲットと言える。

どのパワートレインを選ぶ?

インテリア
CX-60 XD-HYBRID Premium Modern 4WDのインテリア(写真:マツダ)

それでは、それぞれのパワートレインの中でどれを選ぶかという点だが、まずガソリンとディーゼルから考えていこう。ガソリンとディーゼルに関しては、後輪駆動となる2WD仕様が設定されているのも特徴で、その価格差は22万円ほどとなっている。

まず2.5Lガソリンモデルだが、最大のメリットは、やはり価格の安さだろう。ディーゼルモデルと比較すると同等グレードで50万~60万円ほど安価となり、ベーシックなグレードであっても基本装備が充実しているため、不満は出ないだろう。動力性能的にはもっともマイルドで、燃費性能ももっとも平凡なパワートレインとなるが、毎週のようにフル乗車&フル積載で遠方へガンガン遊びに行く、というような使い方でなければ十分満足できるものと言えそうだ。

対するディーゼルモデルは、やはり新開発の6気筒エンジンと500N・mという強大なトルク、そして経済性が最大の魅力。平日から休日まで、相棒として使い倒したいと考えているのであれば、ガソリンモデルとの価格差を考えても満足度が高いのはディーゼルモデルとなるだろう。

一方のディーゼルハイブリッドとプラグインハイブリッドだが、どちらも500万円オーバーという価格帯となり、高級SUVに該当するため、グレード体系もプレミアム感の強いラインナップとなっており、シートもナッパレザーが標準(PHEV S Packageを除く)となる。

ディーゼルハイブリッドはマイルドハイブリッドとなるが、通常のディーゼルモデルよりもさらに高められたエンジン出力とモーターアシストによって俊敏な走りとさらなる低燃費を両立する。モーターのみでの走行はできないものの、発進加速時などにモーターアシストが働き、数値以上の加速感を楽しむことができるはずだ。

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