慰安婦記念碑を東京に建立するべき? 米国のアジア専門家が大胆な提言

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第2次世界大戦中およびそれ以前の日本が残虐だったことは否定できない。だが、国連やその他の国際機関を支持し、途上国に指導や支援を提供するなど、1945年以降の日本の行いは模範的だ。

中国や北朝鮮は日本が正常化されれば地域の安定が脅かされると言うが、その主張には無理がある。日本が正常化され重要な役割を果たすことで、中国が着実に立場を強めているこの地域の安全が強化される可能性のほうが高い。

「慰安婦」を祭る記念碑を皇居周辺に

日本が軍事正常化を選ぶのであれば、自国の歴史にしっかりと向き合っていることを説得力のある形で示さなければならない。手始めに、日本の指導者らは物議を醸す靖国神社参拝をやめることを宣言するか、あるいは14名のA級戦犯を分祀する画期的な方法を見つけなければならない。

同様に、戦争中の性的奴隷制度の規模に関する主張に反論するのではなく、日本政府は韓国やその他の国から強制的に連れてこられ、帝国陸海軍により性的奉仕を強要された「慰安婦」を祭る記念碑を都心に、可能であれば皇居周辺に建立するべきだ。世界的なリーダーたちを招いて紛争地域での女性保護を話し合う定例会議の開催もできるだろう。

米国の教科書で日本の第2次世界大戦中の行為がどのように書かれているかについて抗議したり、南京大虐殺の被害者数について言い争ったりするのではなく、戦争中に日本が行ったことを自国民がきちんと理解し、受け入れる手助けをしなければならない。ほかの国、特に中国が反日プロパガンダを行う背景には、国内で強い政治的動機があるのかもしれない。だが、日本が自国の歴史をもっと配慮をもって扱うことで、少なくとも火に油を注ぐのをやめることは可能だ。

世界の平和と安全保障に対する莫大な貢献も含め、日本の戦後の功績は大いに評価に価する。だが、より配慮をもって自国の歴史と向き合うことを、軍事体制見直しの中心に据えなければ、過去が障害となることもありうる。

週刊東洋経済2015年3月21日号

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