大和ハウス工業(建設、大阪、1955年、6.94%)
パナホーム(建設、大阪、1963年、7.07%)
住友林業(建設、大阪、1948年、5.58%)
タカラスタンダード(その他、大阪、1912年、6.47%)
三和H.(金属、兵庫、1956年、6.66%)
上新電機(商業、大阪、1950年、9.31%)
ベスト電器(商業、福岡、1953年、8.76%)
北海道瓦斯(電気ガス、北海道、1911年、6.17%)
スズケン(商業、愛知、1946年、8.60%)
東邦H. (商業、東京、1948年、9.39%)
山崎製パン(食料、千葉、1948年、7.29%)
キユーピー(食料、東京、1919年、5.25%)
ANA H. (海運、東京、1952年、6.84%)
*1 地名は生地、年は設立年、%は50年間実質成長率を示す
*2 高成長、低収益の定義や企業分類の詳細については『企業成長の仕込み方』を参照
人間の生存に不可欠なニーズである「衣食住」だが、「住」の欲望は際限なく膨らむようである。
「食」と「衣」にも欲望は向かうが、その受け皿は企業というより個人事業主になりやすい。企業の狙い目としては「医殖住」と置き換えたほうがよさそうである。
ここでのケース総数は13で、比較対照すべき前編記事の国内深耕数を少し上回る。戦前・戦中に設立された企業のケースは3つだけで、残りは戦後派に相当する。
戦後派が10ケース中の2つにとどまった前編記事のケースとは、好対照と言ってよい。
分析対象期間に入ってから上場したベンチャー系は8ケースで、前編記事の1ケースより目立って多い。また住宅系のベンチャーを育んだのが関西というのも面白い特徴である。
不動産は東京、住宅は大阪、自動車は中部と、勢いのある産業が自ずと分散したのも面白い。
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