日本人はいつから「風呂」好き?知られざる歴史 江戸時代以前は湯につかる入浴はまれだった?

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1980年代には、20号や24号などの大型給湯機が一般的になる。さらなる利便性が求められるようになり、「ガス全自動風呂給湯機」が登場する。それ以前は、浴槽のお湯の沸き加減を何度も見に行くといったことをしていたものが、リモコンひとつでお湯はり、追い焚き、自動保温ができるようにと便利になった。

1980年~1990年代は、お湯の利用方法が拡大した時期でもある。温水式の「床暖房」や「浴室暖房乾燥機」、「食器洗い乾燥機」などさまざまな住宅設備も登場した。一方で、安全面も強化される。「マイコンメーター」(ガスメーターに保安機能を搭載)が普及し、大規模地震を契機に耐震性の高いポリエチレン管への交換なども進んだ。

2000年~2010年代はお湯を効率的に使う時代に

2000年以降は、省エネ化が進んだ時期で、効率よく給湯する「高効率給湯機」が花盛りとなる。電気を使うヒートポンプ給湯機「エコキュート」が登場すると、ガスを使う潜熱回収型給湯機「エコジョーズ」が対抗する。その後は、ガスエンジンコージェネ「エコウィル」や家庭用燃料電池コージェネ「エネファーム」など、発電する給湯機が登場する。

給湯機だけでなく、浴室の省エネ化も進む。システムバスの断熱化や冷めにくい浴槽、節水シャワーが登場し、水栓の省エネ化による節湯も実現していく。

以上、今回取材に協力いただいた一般財団法人ベターリビング『ガスとお湯の50年』に掲載された情報を抜粋して、お湯の進化の歴史を紹介した。筆者自身もとても勉強になったし、今の便利な生活はお湯が進化したおかげだということがわかった。それを支える多数の技術革新があるのだが、詳しく知りたい場合は、デジタルブックが公開されているので、そちらを見てほしい。

2020年代の今は、地球規模の省エネが求められており、脱炭素やSDGsなどの観点で強化されたり、IT技術によるスマート化が普及したりしていくのだろう。

山本 久美子 住宅ジャーナリスト

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やまもと くみこ / Kumiko Yamamoto

早稲田大学卒業。リクルートにて、「週刊住宅情報」「都心に住む」などの副編集長を歴任。現在は、住宅メディアへの執筆やセミナーなどの講演にて活躍中。「SUUMOジャーナル」「All About(最新住宅キーワードガイド)」などのサイトで連載記事を執筆。宅地建物取引士、マンション管理士、ファイナンシャルプランナーの資格を有す。

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